第4回リフレクティブSV勉強会

2023年07月03日

以下の通り、2023年6月25日に第4回リフレクティブSV勉強会が開催されました。尚、開催はZoomを原則として、2か月の1回の頻度で定期的に実施しています。年度内に1回は対面で実施できたらと思います。

■ 日時:2023年6月25日(日)10:00-12:00

■ 参加者:全9名
2019年度修了者:2名
2020年度修了者:3名
2021年度修了者:2名
2022年度修了者:2名

■ スケジュール
10:00-10:20 自己紹介
10:20-10:55 グランドルールの確認&SV
10:55-11:10 リフレクティブチームからのリフレクション①
11:10-11:20 バイザー&バイジーの感想①
11:20-11:35 SVの続き
11:35-11:55 リフレクティブチームからのリフレクション②
11:55-12:00 バイジー&バイザーの感想②

■ 実施記録
前回とはメンバーの入れ替わりがありましたが、今回も9名の参加者で勉強会が行われました。
SVeeが提出した事例は、外部EAPの立場で関わったClで、休職、復職、そして退職するまで支援された事例でした。自分の状況を楽観視してしまうClに対し、アセスメントや直面化の方法について振り返りたいということで、SVが行われました。
1回目のSVでは、主にSVorの質問に対して、SVeeがClとのやり取りや背景の事実関係を振り返るという、全体像を捉え直すような展開でした。RFTからのリフレクションでは、「SVorはSVeeに踏み込まない展開で、SVeeとClで生じていた直面化しない・できない関係が再現されていたのでは」「SVorは直面化しなかったのか、出来なかったのか」というコメントがあり、SVorからは躊躇があったことが語られました。
続きのSVでは、ケースに対する思いや迷いを語ることをSVorが促し、SVeeはそれに応えて内省を深めていきます。SVeeは、ケース進行中に職場関係者からClに関するネガティブな情報を耳にする機会があったこと、それが影響し、暗にClに対して直面的な態度になっていた可能性を語りました。SVorはその思いに寄り添いつつ、SVeeの考える直面化や他の介入方法を検討していく中で、本ケースの依頼者である人事にとって、またCl自身にとっても、結果的には望ましい形で終了したとも言えるかもしれない、とケースへの捉え方が変化して終了となりました。RFTでは、直面化のあり方やタイミング、また、どこまでの問題を扱うかなど、外部EAPとしてのケースへの関わり方に関するコメントが上がりました。
SVorの振り返りでは、SVor自身もSVへの構えがあったこと、RFTを経てそれが転換できてSVが進んだことが語られ、SVeeからは、外部EAPのCoとしての関わり方を改めて振り返る機会になったことが話されました。